ボーダーライン(SICARIO)

映画『ボーダーライン(SICARIO)』
©2015 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

国境麻薬戦争の「今」を極限の臨場感で捉えたサスペンス・アクション

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映画ボーダーライン(SICARIO)の予告動画

映画ボーダーライン(SICARIO)の概要

2016年に公開された映画「ボーダーライン(SICARIO)」は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、エミリー・ブラント、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリン主演のアメリカ合衆国のサスペンス・アクション映画です。
物語は、アリゾナ州警察の女性捜査官ケイト・メイサー(エミリー・ブラント)が、メキシコ国境を越えた麻薬密売人グループの摘発作戦に参加することになります。ケイトは、CIAの謎のエージェント、マット(ジョシュ・ブローリン)と、元麻薬捜査官のアレハンドロ(ジョシュ・ブローリン)に導かれて、グループのボスであるカルテルの首謀者を追い詰めるための作戦に参加します。
しかし、作戦が進むにつれて、ケイトは自らの信念と法律との間で葛藤を抱えることになります。
「ボーダーライン(SICARIO)」は、暴力的かつ緊迫感のあるシーンが多く描かれ、物語の中で描かれる複雑な政治的・道徳的問題についても深く掘り下げています。映画は高い評価を受け、アカデミー賞など数々の映画賞にノミネートされました。

映画ボーダーライン(SICARIO)のストーリー(あらすじ)

舞台は現代のアメリカ。
アリゾナ州のチャンドラーにて誘拐事件の犯人の元へ奇襲攻撃が行われようとしていた。

ボーダーライン(Sicario)

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FBI捜査官であるケイト・メイサー(エミリー・ブラント)とそのチームは装甲車を使って犯人宅の壁を突き破って襲撃した。
突然のFBIによる襲撃で犯人たちはそのまま降参したが、その家の一室に潜んで居た一人の男がケイトを銃撃した。
その男はケイトによってその場で射殺された。

ケイトは何故その男が発砲してきたのか不思議に思った。
ふと男の発砲した方の壁を見ると穴があいていて、そこから何かが見えた。
それはビニール袋を被せられた“何か”だった。

ケイト達はベニア板のような素材で作られた壁を剥がし始めた。
次第に壁の中からひどい腐敗臭が漂って来た。
壁の中にあったのは顔にビニール袋を被せられミイラ化した複数の遺体だった。
その遺体は誘拐被害者たちだった。

ボーダーライン(Sicario)

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その家の壁からは信じられない程の遺体が見つかった。
廊下に15体、寝室に20体…

その後容疑者宅の周りを捜索することになった。
捜索範囲は庭の方にまで広げられた。
物置の床下に鍵がかかっており、そこを調べようとしていたところ物置に仕掛けられた爆弾が爆発した。
その爆発で警官2名が犠牲になった。

その後、ケイトは上司の推薦により国防総省のマット・グレイヴァー(ジョシュ・ブローリン)が率いるチームに加わることになった。
メキシコの麻薬カルテル捜査とディアスという男の追跡の捜査官として任命されたのだった。
ディアスは誘拐事件の主犯で麻薬カルテルの親玉とされる男だった。
ケイトは今回の誘拐事件の首謀者を捕まえられると承諾した。

翌々日の朝、ケイトはテキサス州のエルパソに向かう予定だった。
エルパソでは自家用ジェットで移動することとなっていた為、基地に向かった。
自家用ジェットには国防総省のマットの他にアレハンドロという男が搭乗していた。
アレハンドロはマットのパートナーで所属不明のコロンビア人だった。

アレハンドラ『フアレスへは?』

ケイト『一度も…。』

エルパソに飛ぶと思っていたケイトはマットに行き先を尋ねたがマットは早くも眠りに入ろうとしていた。
そして、3人を乗せた飛行機はそのまま国境を超え、メキシコのフアレスに飛んだ。

その後軍事情報センターに向かい、作戦の概要を受けた。
ケイト達の任務はディアスの兄弟であるギレルモの身柄をメキシコの地元警察から引き取り、アメリカ本土へ帰還することだった。
しかし、その道中でカルテルの襲撃が予想されることを事前に知らされていた。

作戦会議終了後、ケイトはアレハンドロに尋ねた。

ケイト『フアレスへ行ったことは?』

アレハンドロ『以前仕事をしていた。』

ケイト『DEAのため?』

アレハンドロ『いや。』

ケイト『じゃあどこ?』

アレハンドロ『メキシコのため。私は検察官だった。』

ケイト『米国人じゃないの?』

アレハンドロ『違う。』

ケイト『今はどこのために?』

アレハンドロ『命じられた地へ行く。』

ケイト『ここの前はどこに?』

アレハンドロ『カルタヘナ。』

ケイト『あー、コロンビア。』

アレハンドロ『いいか、米国人の君は理解できまい。すべてを疑うだろう。だが最後には君も理解する。』

ケイトにとってアレハンドロは謎の多い人物だった。

作戦当日、ケイトを含む武装したチームは複数台の車に乗りフアレスへ向かった。
ギレルモの身柄を引き取り、アメリカ本国へ帰還しようと高速道路に入った瞬間渋滞に捕まった。
そして、警戒をしていたアレハンドロはケイトに銃を持つように言った。

アレハンドロは渋滞の中に潜むカルテルの存在に気付いていた。
ケイト達のチームは渋滞の中、カルテルに囲まれていたのだった。
アレハンドロは車を降り、カルテル達の乗る車に向かい投降を促したが、危険を感じその場でカルテル達を射殺した。

ボーダーライン(Sicario)

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その後アレハンドラはギレルモを拷問し、ディアスの居場所を聞き出した。
ケイトはその時の捜査の違法性をマットに抗議した。

ボーダーライン(Sicario)

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そして、その後も続けられる違法とも言える捜査にケイトは疑問を抱くと同時に激しい嫌悪感を抱いていた。

ケイトはその方針を変えることが出来るのか?
本当の悪は何なのか?

ボーダーライン(Sicario)

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映画ボーダーライン(SICARIO)を見た感想・レビュー

この映画『ボーダーライン(SICARIO)』もおすすめ映画なので紹介します!
監督はあの“灼熱の魂”の監督のドゥニ・ヴィルヌーヴです٩(๑`^´๑)۶
ドゥニ・ヴィルヌーヴの作るこのシリアスな空気感にはマジで胸を締め付けられます(´・ω・`)

ボーダーライン(Sicario)

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ただでさえ難しい設定なのに、最初はスマホのゲームを見ながら見たためストーリーがよく頭に入ってこずで、二回目にしてようやく理解しました(´・ω・`)
結論、マジで面白いです!
見終わった後のすっきり感はゼロで、むしろちょっとモヤっとする感じはありますが心から見てよかった、面白かったと思える映画でした٩(๑`^´๑)۶

この映画の英題である『SICARIO(シカリオ)』の語源はエルサレムの熱心党だそうで、祖国を侵略したローマ人を追い詰めた殺戮者達のこと。
メキシコでSICARIO(シカリオ)は“暗殺者”を意味します。
見終わった後その意味に納得させられました。

ボーダーライン(Sicario)

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主人公のケイトを演じたのはアメリカの女優エミリー・ブラントです。
彼女の出演する映画は『プラダを着た悪魔』しか見たことがなかったので、ちょっと驚きました( ゚д゚)!
というか、マジで名前で調べるまで気付かなかったです(´・ω・`)
映画のジャンルも役柄も全くの別物だったからというのもありますが…。
この映画『ボーダーライン(SICARIO)』は彼女の演技、表情で完成された作品になっていると思います!
ケイトは任務を全うする中で様々な葛藤が出て来るのと同時に様々な感情を抱くようになりますが、その時の表情一つ一つがこの映画『ボーダーライン(SICARIO)』の”シリアス”な空気を作り上げているといっても過言ではありません。

この映画のテーマの中に”麻薬カルテルの闇”みたいなものがありますが、そこが本当にリアルに描かれています(´・ω・`)
麻薬カルテルというと残虐な殺害手口が有名ですが、直接的なものは少ないかもしれませんがこの映画の中でも描かれています。
見ていて色々なことを考えさせられる作品です。

ボーダーライン(Sicario)

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ボーダーラインはこういうシリアスな物語が好きだという人には是非是非見て欲しい本当におすすめの映画です!
今ならNetflixをはじめU-NEXTやAmazonのPrimeビデオでも視聴出来るので、まだ見たことがないという人は是非是非見てみてください٩(๑`^´๑)۶
マジでこの緊張感・臨場感を味わって欲しいです٩(๑`^´๑)۶

映画ボーダーライン(SICARIO)の見どころ

シリアスな雰囲気の中で繰り広げられるリアルな戦闘描写

映画ボーダーライン(SICARIO)の監督や出演俳優について

映画タイトル

ボーダーライン(SICARIO)

映画ボーダーライン(SICARIO)の製作国

  • アメリカ

映画ボーダーライン(SICARIO)のジャンル

映画ボーダーライン(SICARIO)のキャッチコピー

この善悪に境界(ボーダー)はあるのか

映画ボーダーライン(SICARIO)を一言で例えるなら

狼になれる人間と狼になれない人間

映画ボーダーライン(SICARIO)の公開年

2016年

映画ボーダーライン(SICARIO)の監督

  • ドゥニ・ヴィルヌーヴ

映画ボーダーライン(SICARIO)の主要キャスト

  • エミリー・ブラント(ケイト・メイサー)
  • ベニチオ・デル・トロ(アレハンドロ)
  • ジョシュ・ブローリン(マット・グレイヴァー)
  • ヴィクター・ガーバー(デイヴ・ジェニングス)
  • ジョン・バーンサル(テッド)
  • ダニエル・カルーヤ(レジー・ウェイン)
  • ジェフリー・ドノヴァン(スティーヴ・フォーシング)

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